トリガーポイントについて

トリガーポイントについて

トリガーポイントは、筋肉や筋膜内に見られる硬いしこりで、指で押すと響くような痛みを出します。

このしこりは、怪我や手術、疲労、筋肉への過度な負担、精神的ストレスなどによってできます。

私達は普段の生活の中で「肩が痛い」「腰が痛い」「首が辛い」などの不快な症状が起こることがありますが、それらはこのしこり”トリガーポイント” によって引き起こされる痛み(関連痛)なのです。

トリガーポイントは、実際に「痛い」と感じているからだの部位とは違うところにあります。そのため、例えば膝がいたいと感じていても、実際に施術する場所は大腿の付け根付近に存在するトリガーポイントへのアプローチとなるのです。

トリガーポイントの歴史を辿ると・・・

1980年代、アメリカのTravell博士とSimons博士により、筋・筋膜などに生じるしこりが痛みをはじめとする、様々な症状を引き起こしているという論文が発表され、それらの症状に対し、筋筋膜性疼痛症候群と名付けられました。

Travell博士は故ジョン・F・ケネディ大統領の主治医でした。大統領は椎間板ヘルニアと診断されて手術を受けたが症状は改善せず、その後脊椎固定術を受けたが更に症状が悪化してしまった時に、Dr.Janet Gがこの症状に対して筋筋膜性疼痛症候群と診断しトリガーポイント療法を行い、症状が改善したという事例があります。(Wikipediaより)

 

 

トリガーポイント療法で出来ること

トリガーポイントによって引き起こされる肩コリや腰痛等の様々な症状の事を、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と言います。

私達が感じる痛みについて、骨折や感染症による炎症からくる痛み、癌性疼痛による痛み、それら以外はこの筋筋膜性症候群であると考えられますが、現代医学の中では充分に周知されていない現状があります。”痛みは骨や関節から起きている”と考えられているからです。

そのため腱鞘炎や変形性関節症、椎間板ヘルニアといった診断を受け、治療を受けているにも関わらず症状が改善せず我慢をしてしまう、といったケースが実は沢山見られているのです。

トリガーポイント療法を受けることで、痛みの原因を追求し筋肉や筋膜のしこりを取ることが出来ます。それによって筋肉や筋膜が正しい状態に戻り、これまで改善しなかった痛みの症状が無くなり、快適な生活が送られるようになります。

<トリガーポイントによって引き起こされる様々な症状>

●肩の痛み ●しびれ感 ●坐骨神経痛 ●自律神経のバランスが崩れる
●腰痛 ●耳鳴り ●足腰の冷え ●静脈瘤やむくみ
●背部痛 ●めまい ●四肢末端の冷え
●首の痛み ●関節の動きが悪くなる


トリガーポイント療法を利用することによって、これらの症状に対しアプローチする事ができます。

 

 

トリガーポイントの治療法

当院で行うトリガーポイントに対する治療法は、以下の2つが挙げられます。

①トリガーポイントに直接アプローチする方法

②トリガーポイントを含む筋・筋膜全体にアプローチする方法

この2つの方法を巧みに扱い、お身体の状態に対し最善の治療を提供していきます。

 

①トリガーポイントに直接アプローチする方法

〜虚血圧迫〜

筋・筋膜上にある緊張体”しこり”を探し、その部位に対し、痛気持ち良いと感じる位の圧迫を与えて血流を一旦途絶えさせます。痛みが和らいだ頃に圧迫から解放すると、新しい血液が流れ込み満たされ、トリガーポイントは不活性化していきます。


②トリガーポイントを含む筋・筋膜全体にアプローチする方法

〜ストレッチング〜

筋肉の縮みにより、トリガーポイントは発生しています。その部位を優しく伸ばしていくことで筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり痛みの軽減に繋がります。筋肉の縮みを伸ばしていくことは、可動域の拡大にも繋がります。それにより筋肉のバランスが整い、血液のみならずリンパ液の循環も良くなるので、良い状態を保つための重要ポイントと言えます。

〜筋膜リリース〜

筋膜リリースとは、伸びる性質を持つ筋繊維にストレスがかかり縮まってしまった筋膜(筋肉を包む膜)を圧迫したりストレッチをすることで、筋膜の伸展の制限を解放し伸展出来るようにする方法です。筋膜リリース後は、筋繊維が弛むだけでなく体液循環も良くなり、縮まりによって損傷した筋繊維も改善されていきます。

これらの治療を受けた後は、入浴時にはシャワーで済ませずお湯に浸かって温まるなどし、刺激した筋・筋膜を温めると更に痛みの軽減に繋がります。

また、自宅で継続して行えるストレッチ法などもアドバイスさせていただいております。